介護はどこかで「自分はまだ大丈夫」とか、「誰かが助けてくれる」と他人任せで考えがちではないだろうか。
それは、本質的に自分自身を大切にできていない考え方だ。
自分を大切にできる人は、自分の将来についても丁寧に考えられる人のことだ。
「もし自分に介護が必要になったらどうするか」
「できる限り介護が必要にならないようにするためにはどのような生活を心がけたらよいのか」
このように自分と向き合う時間を大切にできなければならない。
介護は他人任せで考えてはいけない。
自分のこととして向き合わなければならないことなのだ。
将来、できる限り介護が必要にならないように健康的に過ごすためには若い時から飲酒を控えたり、暴飲暴食を避け、適度な運動を心がけるなど自分を大切にする行動に繋がる。
心を平穏に保つために摂生を心がけなければならない。
「そんな生活楽しくないじゃないか」
そう思うかもしれないが、実際は全く逆だ。
自分を大切にすることは、なによりも楽しい振る舞いなのだ。
誰もが一番好きなのは自分自身だ。その自分自身を大切にするために摂生を心がけるのは、本来とても楽しいことなのだ。