介護職員にとって、情報共有は最重要事項だ。
ご利用者様の健康状態やケアの方法の変更等といった情報の共有は、必要不可欠だ。
申し送りや伝達ノート、最近ではアプリ等を情報共有のツールとして活用することもある。
しかし、いくら情報共有の効率化が図られても、伝達不足やミスが防げるとは限らない。
最も重要なのは、職員間の連携・コミュニケーションだ。
これを欠かしてはならない。
ご利用者様の状況は日々変化していく。
そんなご利用者様に接する介護職員も、24時間365日同じ職員が対応するのではなく、時間がくれば当然入れ替わり立ち替わりがある。
今日関わったご利用者様の状況は、次の日来れば全く違った状況になっていることも起こりうる。
共有される情報は常に鮮度をもっている。
そのため、ちょっとした情報共有の漏れが命取りとなる。
いくら情報共有のツールが発達して効率化が図られても、こういったリスクはなくなることはない。
普段からこまめにご利用者様の状況を情報共有する
習慣
を介護職員は身につけておかなければならない。
もっと言えば、そのような
文化
を職場全体が持ち合わせておかなければならない。
そうすることこそ、どんな便利なツールを用意するよりも重要だ。
全職員が、ちょっとしたことでも、
「情報共有しなくちゃ!」
と思える職場環境作りが何よりも大事だ。
そのためにも、まずはどんな些細なことでも情報共有してくれた職員に対して、
感謝の言葉
をプレゼントしてみることを提案する。
“伝えてくれてありがとう!”