学問ではなく活動として虐待防止に取り組む

 学問は、何か大きな結論を目指すものではなく、プロセスを楽しむものだと思う。

 例えば、わたしのように「福祉をサービス業として成り立たせることができれば虐待はなくなる」、という結論を目指そうとするとき、それは学問ではなく、活動である。

 その課題を学問としてしようとすると、福祉やサービス業の研究をしてみたり、虐待の原因を調査していき、わたしが設定した結論がいかに正しいかを論証するといったプロセスを辿ることになる。

 わたしは、学問をしようというのでは全くない。

 福祉サービスを受けているご利用者様が、安心して快適にサービスを受けていただけるような環境をつくりたいと思っている。

 そして、その福祉サービスを担っている職員の皆さんのサポート役として、虐待防止を考えてみたいと思っている。

 虐待防止対策は現在急ピッチで制度が整えられている。

 今後、高齢者福祉だけでなく、医療的なケアの必要な方の支援が求められてくる中で、福祉サービスはまさしくエッセンシャル(必要不可欠)なワークである。

 その分野において、虐待防止は喫緊の課題である。

 わたしは、虐待防止を学問としてではなく、活動として取り組みたいと考えている。

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