介護職員は、接遇研修を受けてもいまいちピンときていない。
「それはホテルマンとかがやることで介護士はそういうことは不要」
そんな見方がある。
挨拶、笑顔、身だしなみ等。
しかし、介護士だって、普段それらの基本を当たり前のように行っている。
大事なのは、それらを
スキル
として身につけようという感覚だ。
いつも心地の良い挨拶を自然にできている介護士も、機嫌の悪い時にはその挨拶ができなくなってしまう。
それでは本当のプロとは言えない。
介護職員に足りない感覚は、挨拶や笑顔を
スキル
として捉えることだ。
いつでも最高の笑顔でご利用者様をお迎えする。
それが、サービス業の当たり前だ。
介護士だって、自然と笑顔は本来できているのである。
しかし、それが
スキル
として浸透されていないがゆえに、介護職員が受ける接遇研修は、どこか他人事だ。
本来できている基本を、もう一度
スキル
として捉え直すことで、介護職員はサービス業としての自覚を取り戻すことに繋がる。
スキルを習慣化するために接遇研修は継続的に受けなければならない。
接遇研修は、初心に立ち返り、自身の仕事を見直すきっかけとして向き合うことを提案する。