虐待防止研修で、今までの制度の歴史や制度の仕組みについての説明が多く見られる。
確かに、制度についての理解は、その制度の下で働く上で必要なことではあるが、それらを学ぶことでどのように現場に活かしていくのかという部分が一番大事だ。
本当に必要な要点を集中的に研修で伝えることによって、理解度を高めた方が意味のある研修となる。
中学や高校で学ぶような制度の変遷等といった周辺的な内容ではなく、その制度を現場の職員としてどのように捉えたらよいのかという方向性を示さなければならない。
虐待防止研修で言えば、あらゆる制度を現場職員として、
ご利用者様の立場に立ったサービス業としての視点をもつ
ということが求められていることを理解するのに重点を置かなければならない。