自分が本当にしたいことは、それ自体本当にしたいことなのかどうかは実際のところ、計り知れないところがある。
「公務員として社会の役に立ちたい」と言いながら、本音は安定した収入や地位が欲しかったり、「介護士としてご利用者様の生活を支えたい」と言いながら、本音は介護の仕事と真正面から向き合えていなかったりする。介護業界でワークライフバランスが取り上げられるとき、プライベートでは介護とは全く無縁の趣味に打ち込んで、楽しい日々を過ごしていることが主張される。その時点で、介護という仕事に対してネガティブなイメージをもっていることになる。
仕事が楽しく充実していなければ生活も楽しくならない。
よいバランスを保つためには仕事がストレスであってはならない。
もし、仕事で負荷がかかっているとすれば、その捌け口としてプライベート時間が消費されてしまう。
健全なバランスが保てているとは言えない状況だ。
自分が本当にしたい仕事を選びきる勇気が必要だ。