福祉施設の商品価値は一体何でしょうか?
まず、医療面や生活面の支援を不足なく受けられます。
食事、排泄、入浴、睡眠など生活全般の支援を受けられます。
他方、考えなければならないことは、これらの支援をご利用者様自身が本当に求めているのかということです。
本当に心地よいサービスとは、「痒い所に手が届く」ような支援でなければなりません。
すでに手の届くところまで支援の手を伸ばすことは、逆にご利用者様にとって不快なことになります。
そこの見極めをご利用者様お一人お一人に丁寧に向き合うことが本当の意味で価値のある商品(福祉施設での支援)となります。
ご利用者様のニーズを常に受け取るアンテナを育てることがとても大事なことです。
福祉業界は、技術面に目が向きがちですが、技術だけでなく、サービス業としてのアンテナを張ることに、よりフォーカスを当てなければなりません。
なぜなら、サービス業としてご利用者様目線の立ち振る舞いでなければ、ご利用者様を不快にしてしまうからです。