新年度を迎え、多くの事業所で新任職員研修の時期だ。
新任職員に対して、事業所ごとの理念はもちろん、行動指針やそれに伴う具体的な業務の中身について丁寧に伝える必要がある。
新任職員研修を、毎年のルーティンのように形式的に捉えてはならない。
鮮度感のある内容を伝えて、新任職員が現場に立った時には、他の職員と同じレベルのサービスを提供できるようにしておかなければならない。
一歩ご利用者様の前に立ったら、ご利用者様にとって、新人もベテランも関係ない。
最高のサービスを提供したいと思うのであれば、新任職員研修をつくる側の責任は重大だ。その内容次第で、事業所のサービスの質が左右されることになるし、場合によっては新任職員の人生も方向づけられてしまう。
「これくらいでいいんだ・・・」
そう新任職員が思ってしまうような研修では、その時点で全てが台無しだ。
新任職員は、不安と期待の気持ちの中、研修を受けている。
そんな新任職員の思いを踏みにじるような研修であれば、その罪は極めて重い。