支援技術とご利用者様目線は混同しがち

 介護士の皆さんは、日々の業務である支援技術自体に目が向きがちです。

「こういう場合はどう対処したらよいのか?」

というように、対処方法つまりは支援の具体的な技術面にフォーカスしがちです。

 でも、それって、自分たちの支援が「正しいかどうか」不安だからなのではないでしょうか?

 技術にばかり目を向けてしまうと、「正しい」か「正しくない」かという議論になってしまいます。

 しかし、本来サービス業として、ご利用者様目線の支援にフォーカスしていれば、その場その場で正解は当然異なってきます。

 にもかかわらず、ケースを場合分けしてその都度対処方法を検討するのは、ある意味ご利用者様を見ていないということになります。

 どんなに支援技術を高めても、それがご利用者様目線でなければ何の意味もありません。

 福祉業界は、技術偏重に感じます。

 サービスの根本のスタンスをご利用者様目線にシフトチェンジしなければなりません。

 現状の様々な社会資源に対して批判的な目を向けるのではなく、目の前におられるご利用者様に目を向けて、今できる最大の支援を考えなければなりません。

 福祉業界が、もっとご利用者様目線を共有できれば最高のサービス業になります。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です