サービス業に100点満点はあり得ない

 サービス業は、常にサービスの質を高めるために、技術の向上とその技術を提供するためのサービスの質の向上を繰り返すのが仕事だ。

 技術を提供するためのサービスの質を高める努力をしたうえで、さらに技術自体の質の向上も目指す。

 そして、新たに向上した技術をもってそれを提供するためのサービスの質をさらに高めるというように、どんどんサービスの質が高まっていく好循環で仕事を進めていくのがサービス業だ。

 そのため、サービスの質を高めるのにゴールはない。

 100点満点などあり得ないのだ。

 それゆえ、「これくらいで十分」といったような考え方は、そもそもサービス業の心構えとして間違っていることになる。

 そのことをしっかりと踏まえたうえで、サービス業を捉えなければならない。

 サービスの質が少しでも下がっているような状況があれば、それはサービス業としての仕事がそもそもできていない状況ということだ。

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